素晴らしいビジネスは、全然ビジネスライクじゃない

「今までに想像していたどんな成功よりも、大きな成功になりました。本当に、本当に、感動しています!どうもありがとうございました。」

先週(2017年11月9日)行われたDataRobot AI Experience Tokyo 2017は、私個人にとっても、DataRobotという会社にとっても金字塔になるイベントでした。募集を開始して3週間で想定の二倍の参加希望があり、急遽会場を拡大。当日は1000人近くの方が会場の虎ノ門ヒルズに参加しました。キーノートセッションではDataRobot CEOのジェレミー・アシンに加え、日本のデータサイエンスを代表するアクセンチュアの工藤さんと大阪ガスの河本さんが登壇。各パートナーさんにはスポンサーになって頂いただけではなく、選りすぐりのお客さんにナマの事例を喋ってもらえるよう協力してもらい、別部屋では時系列モデルや多値分類など、DataRobotの最新機能をご紹介しました。

DataRobot Japanはアメリカ本社も驚愕するほどの成長を続け、今回の単独カンファレンスは世界でも初の試みでした。来日したマーケティング担当副社長も、「久しぶりにこんなにインスピレーションをもらった」(イベント後の彼のポスト)と語ってくれた。イベント終了後の打ち上げでは皆が握手を交わし、ときには抱き合い、そして涙していたのは隠れて嬉し泣きしていた私だけではないはず。

2年前に日本で一人目の立ち上げメンバーとしてDataRobotに入ったときに自分が達成したかったことは、「実績を作ること」でした。肩書とか、ビジョンとか、将来に賭けて出資してもらうとかワクワクする事ではなく、ひたすら現場に集中し、タンジブルな成功を収めること。このビジネスは、まだまだ成長途中ですが、多くの人をインスパイアしながら、ドキドキは続きます。初めてDataRobotを見たときに「これは行けるんじゃないかな」と思った感覚は、自分の中では随分前から確信に変わっていたけれど、多くの人にとっては、このイベントの体験(Experience)が、いろいろな疑問を確信に変えるきっかけになったと思います。体験することは信じること。そんな思いで今回、AI Experienceというイベントを名付けました。

ここに来るまでには、心から尊敬し合える仲間との出会い、まだ何もなかった頃から私たちのことを信じて協力してくれたパートナーさんとの協業、製品のデモを見て目をキラキラさせてくれたお客さんたち、強い情熱がなければ絶対耐えきれなかったチーム全員の苦労など、ドラマが絶えることがなかった。「ビジネスライク(ビジネスらしい)」という言葉があるけれど、素晴らしいビジネスは全然「ビジネスライク」なんかじゃない。

来年はもっと大きな成功を目指して、成長を続けます。

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