社会に大きな影響を持ちうるこれらの技術が、アートやデザインはもちろん、ビジネスにおいてどのような変化を引き起こしていくのか。先日開催した特別セミナーでは、Qosmoの徳井さん(@naotokui)と私(@madyagi)に加え、深津貴之氏(@fladdict)と水野祐弁護士(@TasukuMizuno)にもご参加いただき、様々な確度から検証してきました。本稿では特にビジネスにおける技術活用と、法的・倫理的注意点にフォーカスした2日目のセミナーサマリーをお届けします。
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デジタルトランスフォメーションの名のもとに、今まで手を付けられなかった業務改革が進行中。蓋を開けてみれば思いもよらぬ程の会社の非効率を知らぬ間に大きく進歩したAI技術が解決してくれそうだ。データを自動的に分析し、人間の意思決定を更に高精度に肩代わりしてくれる。AI技術の導入には今まで希少なデータサイエンティスト人材が必要と思われていたが、近年AI技術導入そのものの自動化が進み、リテラシー高めの若い社員に任せておけば、間もなく大きなインパクトが出せそうだ。
一方、一時は「ユニコーン」ともてはやされ、高給取りの代名詞になったかと思えば、今や「民主化」の名のもとに誰もがデータサイエンティストになれる時代が到来との触れ込みに、データサイエンティスト達は不安を隠せない。データサイエンティストに未来はあるのか?民主化を達成した企業で私達データサイエンティストはどうなっていくのか?それともこれはベンダーの流したデマなのか?悪夢なら早く終わってくれ!
社会全体で見たときに、社内の効率化、自社製品への導入、新規事業の創出、非専門家の技術活用など、AI技術の活用に関しては日本の企業は他国に類を見ない意欲の高さで臨んでいると実感しています。AI Experienceにおいても、日本の主産業である製造や小売りを始め、メディア、製薬、金融、オンラインサービス、物流など、非常に幅広い業界の企業が事例を紹介し、AI活用の最先端を見せつけてくれました。この事実を知らない人こそ、これから取り残されていく人でしょう。
各ユーザーさんのあまりに進んだ事例に、参加している誰もがものすごく興奮していました。これはもう機械学習中毒ですね。中にはまだ数ヶ月しか利用していないのに、もうデプロイ寸前まで到達しているお客さんもいれば、諸事情でデプロイまで到達できなかった、ということを素直にお話いただき、他のユーザーさんからの「ある、ある」とともに新たなディスカッションに発展したりと、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。お話できないのが本当に残念!
このビジネスは、まだまだ成長途中ですが、多くの人をインスパイアしながら、ドキドキは続きます。初めてDataRobotを見たときに「これは行けるんじゃないかな」と思った感覚は、自分の中では随分前から確信に変わっていたけれど、多くの人にとっては、このイベントの体験が、いろいろな疑問を確信に変えるきっかけになったと思います。
機械学習技術の企業への導入で私が日々目にしている事。AIに高い期待を寄せ、AI研究所やイノベーション推進室やを立ち上げながらも、技術の導入によって大きな変化をなかなか起こせない企業の課題とは
「医者」とか「弁護士」、とかであればなかなか「明日から俺は医者だ」などと言うことはできないと正しく認知されていますが、データサイエンティストの場合、突然「今日から・・・」などということに遭遇します。私は学歴主義は嫌いですが、専門職につくためには専門的な教育が必要です。そして科学者になるための資格と言うのは実はあります。
DataRobotの会計年度は1月締め。このスタートアップに加わって日本ビジネスの立ち上げを1人で始めてから1年余り。CEOに1年間の活動報告を行った。素晴らしいプロダクトと力強いパートナーの後押しがあったが、自分の貢献も非常に大きく、今年の日本での結果は本社の誰が描いていたシナリオよりも高い成績を収めた。大きな達成感、素直に嬉しい。
いま一緒に仕事をしているリクルートの加藤さんとこの前と飲みに行って、「データロボットがこのタイミングでシバタさんを見つけられたのは奇跡です」と言われたんです。どういうことかなーと一瞬思ったんですが、自分でもそうかな、という気がしています。Right Time & Right Place に身を置くことができるのはすごくドキドキしますよね。そしてその中でRight Jobができるのはビリビリします。
最近の勉強会などで知った感動的なディープラーニングの進化について。手書きのスタイルなんて、人間にだってなかなか学べたもんじゃありません。更に文字列から言語の特徴を学んじゃったり。圧倒的です。