不完全な世界の為に激しく成長する

「世界が思い通りにならないことを恐れてはいけないよ。不完全な世界、理想には届かないプロダクトだからこそ、ここにいる皆が必要とされてるんだから」

こんにちは。シバタアキラです。今週は通年より少し寒いボストンを訪れ、セールスチームの合同キックオフに参加してきました。機械学習を自動化することで、今までには考えられなかった一般レベルのユーザーが、今までには考えられなかったような新しい活用を推し進めていく。そんな事例が次々に共有され、自分たちの価値と成長を強く信じることが出来た一週間でした。その中でDataRobot初期からの投資家であるChris Lynchが飛ばしていった上記の激励が印象的でした。

薄々気づいてはいましたが、私は環境がカオスなほど仕事をエンジョイできる人間です。規定概念を押し付けられたり、誰かに仕事を決められたりすると著しくパフォーマンスが低下します。つい先日Chief Data Scientistという輝かしい肩書をいただきましたが、特に仕事内容に関する辞令はなかったので、自分なりにChiefとは何かを考えているところです。

何を隠そう、今いる会社が好きです。

DataRobotに入社してから1年半が過ぎようとしていますが、会社は輪をかけてカオスです。会社の60%以上が私が入社して以来加わったメンバーで、更に先日のシリーズCでの調達を皮切りに、急速に採用が進んでいます。オフィスに座っていると次々に人がやってきて自己紹介をしていきます。入居した時にはガラガラでどこにでも座ることの出来たオフィスは、今や開いている机を見つけるのに苦労します。

PayPalの縮小時に居抜きで入居したオフィスは場所こそ一等地ですが、改装無しでそのまま使い続けています。西海岸のスタートアップとかにありがちな、イケてるキラキラ系オフィスではないです。そういうのが好きな人はDataRobotに来る必要はないと言わんばかりのフツーなオフィスに、ポーカーテーブルや、バスケットボールの練習機、スター・ウォーズの等身大パネル、5人くらいが寝られるバカでかいクッション等が無造作に置かれています。全く計画性の無いところが私がこのオフィスで気に入っているところです。今これを書いている横には、人通りが一番多い所に配置されたCEOの机があり、ほとんど食べていないランチプレートが3時間ほど放置されています。

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雑然としたオフィスの一部 – 右端にCEO席(ランチは放置)

0から1、1から10、10から100、100から1000と、スタートアップの成長過程は各段階で大きく異なります。200人の社員数の現社員数に対し、オープンなポジションは100以上。いよいよフラットではいられなかった組織にはGMやらチーフやらVPやらの肩書の人たちが増えはじめました。自分が起業した会社での失敗を経て今回は一兵卒として現場オペレーションを極めようという志でやっていた私も、チーム拡大のために採用に翻弄する毎日です。

If Offered a Seat on Rocket Ship, Get On — Sheryl Sandberg

さて、そんなわけで、DataRobot Japanでも至急人を募集しています。募集をしている一つ目はCustomer Facing Data Scientistという技術営業チームです。DataRobotの中でも最もリスペクトされるこのチームは、その技術力とビジネスケイパを駆使して、機械学習技術の新しい応用分野の開拓を行っていきます。サイエンティストとしての探求力、データ処理に必要とされるプログラミングや統計の知識、様々な業界におけるニーズを理解するためのビジネス経験とコミュニケーション力が要求されます。チームにはKaggle元世界ランキング#1のデータサイエンティストなど、経験豊富な面子が揃っており、私自身日々データ分析について新しいことを学んでいます。

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データサイエンスチームのワークショップで話す元Kaggle#1のSergey

ご興味ある方はこちらの求人をご覧ください

ちなみに、英語は喋れたほうがベターですが、仕事は主に日本のお客さんとのやり取りになるので、マストではないです。東京勤務の場合、オフィスは東京駅前の新丸の内ビルです。

また、現在弊社では、製造業・IoT分野での製品及びマーケット開発を推し進めており、この分野でのゼネラルマネージャー(GM)とプロダクトマネージャーを日本にて募集中です。下記、募集要項を御覧ください。

応募に際しては、Webから直接お願いしておりますが、応募前にご相談がある場合には、是非 akiraあっとdatarobotどっとcomに直接ご相談下さい。皆様とお話するのを楽しみにしております。

そして、もし周りにこの人だったら適材では?と思う方がいらっしゃれば、是非、ご紹介下さい。弊社ではリファーラルプログラム(下記)をご用意しており、ご紹介いただいた方にはボーナスが入りますよ!

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Right Time, Right Product, Right People – 会社全体が一つの目的を見据え、チームはお互いに強く信頼しあっていると感じます。皆が激しく働き、失敗し、そこから学んで成長する。会社全体が一丸となってものすごいスピードで動いています。自分が特に近くで働く日本のチームも経験が豊富で、今までいたどの職場よりも尊敬できるメンバーが集まっています。もちろん皆が手元に持っているストックオプションを大きな価値にしていこうとワクワクしています。